アリソン・アトリーのお話
今日はあったかかった。
アリソン・アトリー「氷の花たば」を読む
メリー・ゴー・ラウンド
笛の音でメリーゴーランドの馬が動き出して少年2人が楽しむ話。
移動遊園地フェア、キャラバン隊とか数日でいなくなる集団は幻想的で惹かれる。
戸に真鍮のドアたたきがついているのは18世紀の家、ついていないのは17世紀の家という豆知識。
七面鳥とガチョウ
クリスマスの食卓に並ぶ料理たちが逃げ出す話。七面鳥とか子豚とかは想像がつくんだけど、プラム・プディングまで逃げ出したのに笑っちゃった。黒いボールのようで転がって歩くって書いてたけど、そんなに硬いものなのか・・・。気になる。
木こりの娘
仕立てで稼ぐ娘が金色の熊に変えられた古城に住んでいた男と結ばれる話。
リンネル、シュミーズ、ペチコート、ギャザー、フェザーステッチ、プリーツ、ドロンワーク(布地の糸を抜き、その部分をいろいろな模様にかがって、美しいレースにすること)裁縫用語が盛りだくさんできゅんとする。
妖精の船
船乗りの息子がお父さんとクリスマスのプレゼントを待つ話。
氷の花たば
「ジャック・フロスト」と恋するはなし。
寒さの擬人化
ジャックオランタンとかも仲間なのかな?冬将軍とかと同類?
麦の子 ジョン・バーリコーン
麦の精霊の話。男の子の見た目がかわいい。肌が黄金に輝いていて、金色の巻き毛。急速に成長するところとかは竹取物語のかぐや姫みたい。
自然と人間の交流を描いたはなしが多く、幻想的できれい。
アトリーさん自身に興味がわいた。